生涯活躍のまちアドバイザー
リビングラボで住宅団地の再生を推進中(岩崎正勝)
名前:岩﨑正勝(いわさき まさかつ)
所属:一般社団法人三木市生涯活躍のまち推進機構
得意分野:地域振興、City Identity計画、団地再生
カバーエリア:全国
地方公務員(温泉開発「吉川温泉」・温泉交流館「よかたん」整備、地方博覧会「北摂・丹波の祭典」事務従事、福祉事務所長など)を経て、「生涯活躍のまち構想」で郊外型住宅団地(兵庫県三木市緑が丘団地)の再生を進める一般社団法人の理事長をしています。
オールドニュータウンでは、人口減少からマーケットが縮小し各種生活サービスの撤退という負の循環が続いています。私どもは「リビングラボ」を導入し、生活サービスについて住民が受け手・企業等が担い手という従来の直流型関係から、住民と企業双方ができることは担い手・できないことは受け手となって生活に必要なサービスを維持していく交流型の関係づくりに取り組んでいます。
フレイル予防による健康寿命の延伸をはじめとし、地域の居場所づくり、高齢者のモザイク型就労、子育て・介護中の人のチーム制クラウドワーキングによる在宅就労、地域互助による移送・配送など、住民と企業の共創で持続可能な生活サービスの形を実証しています。
お陰様で、緑が丘団地の高齢化率(65歳以上)は42%超から逓減傾向に転じ、子どもの数の減少にも歯止めがかかっています。
成功例の少ない郊外型住宅団地の再生。全国で団地再生に取り組んでいる皆様と、住宅団地再生の道筋を研究・実証していきたいと考えます。