三菱総合研究所・主席研究員である松田智生さんが提唱する「逆参勤交代」は観光以上、定住未満。一定期間、地方でリモートワークを行いながら、地域の課題解決に自分のスキルを使って一役買うワーケーションのあり方でもあります。

その実践例として登場くださったのが(株)デンソー東京支社長の光行恵司さん。長崎県壱岐市での逆参勤交代トライアルコースに参加したのを機に、同市でのプロジェクト立ち上げのほか、新規工場の支援という副業も始められました。

インタビューには、東日本大震災の被災地、気仙沼市の唐桑半島で開業されたゲストハウス「唐桑御殿 つなかん」を長年にわたって追ったドキュメンタリー映画『ただいま、つなかん』の監督、風間研一さんに登場いただいた。震災ボランティアとして現地に入った学生たちが卒業後、気仙沼市に移住し、それぞれを仕事と家族をもって生活していく姿も描いています。幾多の苦難を乗り越えていく女将の菅野一代さんの笑顔の意味についても考えました。

逆参勤交代と震災ボランティアは違いますが、地域に行くのは「楽しいから」。そこが共通点かもしれません。人が最高のパフォーマンスを示すのは楽しいとき。松田さんが「明るい逆参勤交代」というゆえんです。

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