今日は振替休日を取って市役所での所用や警察署で免許証の更新などを済ませた後、地元の図書館に行きました。最近の雑誌を読もうと思って座った閲覧コーナーにいた方はほぼ男性の高齢者でした。

首都圏に住む60~74歳の男女1,236人へのアンケート調査 『「超高齢社会の実像」調査報告書』(2014年9月)によると、男女ともに1位は図書館、女性の2位はスポーツクラブ、男性の2位は見つからない/特にない、女性の3・4位は親族の家、友人の家、男性の3位は公園だそうです。

男性は一人でいることが多い。

『「居場所」のない男、「時間」がない女』の著者・水無田気流さんは、近年、子どもの声がうるさいという高齢の男性からの苦情が増えていると書いています。自宅の近くに幼稚園や保育園をつくることに反対したり、コミュニティセンターへの小学生以下の出入りを禁止させたり。そこで水無田さんは気づきます。彼らは日がな一日、自宅やコミュニティセンターにいるということを。

私が図書館に入ってしばらくすると、絵本のあるコーナーから子どもの泣き声が聞こえてきて、閲覧コーナーの男性たちの何人かは苦虫をかみつぶしたような表情をしていました。ここが図書館ではなく、みんなわいわいがやがやしている場であれば、彼らの表情は笑顔になっていたかもしれません。

上記の本は、なぜ女性には時間がないのかについての深い洞察もしていますが、それについては改めて。ご関心のある方、一読をお勧めします。