昨日のNHKクローズアップ現代「“ひきこもり死”~中高年 親亡きあとの現実~」をご覧になった方も多いのではないでしょうか。「8050問題」ひきこもっている子どもと老齢の親。親に先立たれたとき、子どもはどうするか。障害をもっている場合はより深刻です。番組では最新刊では『ひきこもり未満』の著作があるジャーナリスト・池上正樹さん、ファイナンシャル・プランナーの畠中雅子さんが出られていましたが、仕事の問題、お金の問題をどうクリアしていくのか。「穏やかな生活を成り立たせるため」という言葉が印象的でした。

以下はひきこもりのサバイバルプラン 親の10か条です。これを読むと、対象はけっしてひきこもりのお子さんをお持ちの親御さんだけの話ではないと思います。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/articles/survival_14.html

この問題は韓国でも深刻になっているそうです。日本以上に教育熱が高く、競争社会だといわれる同国で生きづらさを抱えている若者は少なくありません。韓国の当事者の親御さんたちは、日本がどうやってこの問題を解決していくか、注目しているとのこと。

少子高齢化だけではない、課題先進国の日本の取り組みを隣国が見ています。いいモデルをつくって、海を越えた地域づくりの連携にまで広げていきたい。次号の『生涯活躍のまち』(7号)からは「8050問題を考える」という連載を始めます。多くの方々と一緒にこのことを考えていきたいと思っています。