12月18日(土)、長野県駒ケ根市の銀座商店街で、地域密着型ウェルネス GOTCHA!WELLNESSの安全祈願祭と起工式が行われました。運営するのは公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)です。JOCAの本部も同じ商店街のなかにあり(1階は「こまがね市民活動支援センター「ぱとな」)、GOTCHA!WELLNESSは斜め向かいに来春に完成する予定です(下記はイメージ図)。

起工式は、JOCAの雄谷良成会長の挨拶から始まりました。「私たちJOCA職員の多くはかつて東京・半蔵門の本部に通勤していました。青年海外協力隊から帰国した後、スーツに身を包み、毎日満員の通勤電車に揺られて、ルーティンワークをこなす。そんな日々を脱し、駒ケ根市に自分たちの居場所を見つけて2年。ここで途上国で経験したこと、学んだことをお返ししていきます。GOTCHA!WELLNESSを運営するのはJOCAですが、駒ケ根の人々が自分たちの場として使っていただきたいと思います」

続いて伊藤祐三・駒ケ根市長からは駒ケ根市らしい国際色豊かな多世代・多文化共生社会ができていくこと、三原市髙・駒ケ根市議会議長からはGOTCHA!WELLNESSによってJOCAが市民の生活により根づいてくれること、佐々木祥三・長野県議員からは(社福)佛子園が石川県で運営する「ごちゃまぜ」の拠点がここにも生まれること、それぞれの期待や喜びが述べられました。

銀座商店街の福澤浩朗・会長が2010年に商店街のアーケードを撤去したことを振り返り、それから現在にいたるまでを、ときに言葉を詰まらせながら語る姿、(株)ヤマウラの山浦正貴・代表取締役社長が就労継続支援事業を組み込んだGOTCHA!WELLNESSの建設に関われることの光栄と安全第一の決意を表明する際の緊張した面持ちも印象的でした。

このプロジェクトの特徴のひとつは、市民の健康づくりが商店街の再生につながるところにあります。さらにはJICA(国際協力機構)海外協力隊訓練所がある利点を生かした国際色も加わるという、いままでに見たことのない「ごちゃまぜ」のコミュニティづくりのスタートです。

なお、長野日報にも記事が掲載されています。下記をお読みください。

http://www.nagano-np.co.jp/articles/71365