(公社)青年海外協力協会(JOCA)鳥取県南部町の支所であるJOCA南部は、4月から障害者就労継続支援A型の一環としてフェイスシールドの生産をしており、6月5日に100個を寄贈した鳥取大学医学部付属病院から感謝状を授与されました。

JOCA南部のスタッフの発案で生産を開始したフェイスシールドづくり。当日は担当されている利用者さんが新調した純白のシャツで式に臨まれました。贈呈式が終わり感謝状を受け取った利用者さんの嬉しそうな表情が印象的とはスタッフの弁。

JOCA南部は、地場産業の「担い手不足」という課題を解決するため、小中学校に町内産の豆腐を卸すことが困難になった地元のお豆腐屋さんから事業を継承し、現在は町内の他に隣村の小学校にも手作り豆腐を届けています。また、高齢化や担い手不足から廃業せざるをえない柿や梨の農家さんを手伝いながら、その技術を教えていただき、対価として得た柿を加工して販売も。

それらを担っているのが就労継続支援A型事業所であるJOCA 南部に通う利用者さんたち。障害のある方々は働く場所を地域に探しており、地域では担い手を探している。 JOCA南部は両者を結び付け、「地域の課題を福祉の力でそっと解決しています」(JOCA南部代表の亀山さんの言葉)。

お互いがやれることは地域でいろいろある。そのことをJOCA南部の活動が教えてくれます。