9月29日(日)に大阪の梅田センタービルにて「おおいたフォーラム in 大阪」が開催されました。基調講演はノンフィクション作家で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞された久田恵さん。

「75歳以上で介護保険の給付を受けていない人は77%」「85歳以上で認知症の方は27.3%」など統計データを紹介し、いわゆる後期高齢者に当たる人の70%以上は元気であり、老人ホームでじっとしているというネガティブなイメージを払拭してくださいました。元気な高齢者は地方へ行って、第3、第4の人生を送りましょうと明るいエールも。

明るいエールといえば、東京での勤め先を定年退職後、大分県臼杵市に移住した二宮さんも同じ。持ち前の積極的な性格で地域に入っていき、自治会などの要職も務められています。「もらえるものは何でももらう」「お誘いは断らない」「自分は若手」などなど、移住者がコミュニティで受け入れてもらう秘訣も披露してくださいました。

その後、大分県各市の紹介、就農、就職、事業承継などのテーマでの報告を経て、個別相談会に。ブースを訪れた皆さんはみな熱心に相談員の説明に耳を傾け、ご自身の希望や課題を話しておられる様子でした。

「元気」な高齢者が大分県に移住することでますます「元気」になって地域も「元気」にする。そんな風に循環していけるところが大分県だと思います。