生涯活躍のまちづくりを進めている自治体から、統合医療の拠点をつくりたいという声をいただいたのをきっかけに、当協議会は公益社団法人日本鍼灸師会とときおり意見交換をしております。今回は同会からいただいたハンドブックとともに同会が多職種と進めている連携についてご紹介します。

日本鍼灸師会は近年、日本の災害医療にも取り組んでいます。被災地の方々の命を守るのが医師、看護師、メディカルスタッフの役割だとすれば、避難場所での健康の維持に資するのが鍼灸師、理学療法士、柔道整復師といった方々といえるでしょう。

一般社団法人日本災害医学会は東日本大震災後の2011年11月から、日本鍼灸師会、日本理学療法士協会、日本柔道整復師会などの多団体・関連職種から構成される国際医療技術財団(JIMTEF)災害医療研修を始め、震災関連死をなくそうと努めてこられました(表記のハンドブックより。以下、同じ)。

その甲斐があって、2016年の熊本地震では、避難所などでの震災関連死の抑止に貢献。厚生労働省はそれを受けて「大規模災害時の保健医療活動に係る体制の整備について」(平成29年7月5日)を発出し、今後の医療と保健・福祉・介護の連携の重要性を強調しています。

新型コロナウイルスの感染拡大という現在においても、上記の連携の重要性は変わらないのではないでしょうか。ご自宅にいなければならないときに大切なのはストレスをためないこと。ツボセルフケアはご自分でできるので、ご自宅での心身のストレス解消に役立つでしょうし、緊急事態宣言解除後も3密回避が求められる暮らしのなかで活用できると思います。

詳しくお知りになりたい方は公益社団法人日本鍼灸師会までお問合せください。HPはこちらです。→ https://www.harikyu.or.jp/

免疫力を高めるには、しっかりと寝て、バランスのとれた食事を摂り、適度な運動をすること。それに加えて「笑ってすごすことも大切」も日本鍼灸師会からのメッセージです。ほがらかに暮らしましょう。