この新刊本、世界の人口が今世紀末には110億人に増えるという国連の推計を真っ向から否定しています。その大きな要因は都市化と女子教育の普及。女性の地位が向上しているのは世界的な傾向で、現にチリやタイ、ナイジェリアでは出生率が低下しているとのこと。

それは望ましいことだと思います。ただ、同時に都市化の進行は各国において一極集中を招く可能性が高い。ゆえに日本が少子高齢化の課題にどう取り組むのかへの注目はこれからも高まっていくのではないでしょうか。

日本を失敗事例ではなく、成功モデルとして世界に示すことができれば、そのノウハウを海外に提供できるかもしれません。ハードではなく、ソフトの輸出。生涯活躍のまちの可能性が広がっていきます。