(社福)佛子園の運営する障害者支援施設「日本海倶楽部」が石川県能登町内で移動スーパーの営業を始めました。食料品や日用品を並べたトラックで、山間地も含め各地を回るのですが、従来の移動販売と違うのは、物販に限らないところです。

「ぼくらは何でも屋。モノを売るだけでなく、たとえば庭の草刈りができない、クリーニング屋さんに行けない、といったお困り事にも対応する。独居高齢者は衣替えの季節に服を畳んで夏物と冬物を分ける作業が億劫になったりするので、そこまでフォローする移動車になる」と佛子園の雄谷良成理事長は語ります。そしてさらなる先を見据えているのです。

日本海倶楽部は就労継続支援として初めて地ビールの製造・販売に取り組んだところであり、「自社製ビールをトラックに積んで、移動先でテーブルや椅子を出し、一杯飲みながら話を交わせば、そこが地域の皆さんの交流の場となる」とのこと。

だから「ザ・トランスフォーマー」(形態は変幻自在)。土地に限定されない「移動する」居場所が生まれるのではないでしょうか。

詳しくは下記のURL(北陸中日新聞)をお読みください。

https://www.chunichi.co.jp/article_photo/list?article_id=126277&pid=357381&rct=k_ishikawa