公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)は、2011年度より神奈川県の指定管理を受け、横浜市にある地球市民かながわプラザ(愛称:あーすぷらざ)を運営しています。

あーすぷらざでは「国際協力・多文化共生・平和・こども」をキーワードに展示や企画を実施し、地域住民が集まる場所を目指しており、11年目を迎えた今年度は、指定管理以外の新たな取り組みとして、就労支援(区内になかった就労継続支援A型)と地域交流の場づくりとしてレストランオープンの準備をしています。

このレストランでは、様々な国の料理を楽しみながら、同時に異文化を学べる空間になる予定で内部の柱には、1979年の国際児童年を契機に神奈川県が唱えた「民際外交」事業のひとつとして開催されている「カナガワビエンナーレ国際児童画展」への過去の応募作品が展示されています。

「どの作品もレベル、高いですよね~」

本プロジェクトの現場責任者であるJOCAあーす(JOCAの拠点名称)の髙濵希衣さんは、レストラン全体やカウンターの改修やデザインについて、設計士やデザイナー、施工業者とやりとりするほか、シェフとはメニューの開発、さらには就労継続支援A型の利用者さんの募集にも取り組む予定です。

「障害のある方もない方も働きやすい環境にするには? あーすぷらざに相談に来られる外国籍の方々も入りやすいレストランにするには?」等についてスタッフと意見交換しながら 、オープンに向けて準備をしているとのこと。「すべてが初めての取組」のなかで日々模索をしながら奮闘しています。

        JOCAあーすの髙濵希衣さん

横浜の地で生まれる国際色豊かな多世代の集まるレストラン。いまからいろいろ想像力を掻き立てられます。