今号では昨年NHK ETV で放映された『ハートネットTV 地域とつくる “ごちゃまぜ”福祉』『こころの時代 ~宗教・人生~ “ごちゃまぜ”で生きていく』のディレクターである中島彩さんへのインタビュー、そして身近な人々を被写体に数々のドキュメンタリー映画を撮り続けてきた映画監督の伊勢真一さんと当協議会会長の雄谷良成とのトークを掲載しています。

言葉をもたない人の行い、言葉にならないものの意味が2つの記事のなかでシンクロして、とても深い内容になっています。とりわけ上述の2作品を見た伊勢監督は「ごちゃまぜ」の理解をさらに深めていかれたようで、雄谷とのトークもより突っ込んだものになりました。

その伊勢監督、一昨年に完成した戦時中に記録映画を制作していた父、伊勢長之助の足跡を追った『いまはむかし』に続く、新作『PASCALS』ができあがりました。バンド「PASCALS」の急逝したチェリスト・三木黄太さんを追悼するライブを中心とした音楽ドキュメントです。

伊勢監督がたどり着いた新たな地平かもしれません。上映に関するお問い合わせはいせフィルムのHPまで。