今号では高知市が開発した「いきいき百歳体操」を全国に普及されている同市の小川佐知さん、田部佳枝さん、そして楽しさの要素満載の健康教室を主宰している北九州レクリエーション協会の尾中美穂さんへのインタビューです。

子どもは2分間に1回笑うといわれています。近くに保育園や幼稚園、小学校があるとうれしいのは笑い声が聞こえてくること。それだけでも好立地です。なかには「子どもの声がうるさい」とクレームを寄せる方もいらっしゃいますが、笑う回数は50代になると平均して1日に10回、70代を超えると同1~2回、まったく笑わない日もあるとのこと。

元気のない人は笑いませんよね。人間の体内にはもともと多くのがん細胞が宿っているそうですが、笑いはナチュラルキラー細胞を活性化させる効力があり、がん細胞の増殖を制御しているそうです。

集中力や記憶力は脳の働きによるものですが、脳を活性化させるのに一番いいのは運動をすること。定期的に身体を動かしましょう。

というわけで今回の特集は「笑いと身体」です。内容は高齢者の活動ですが、健康は世代を問わず。先日、亡くなったアントニオ猪木さんの「元気があれば何でもできる!」の精神、大事にしたいですね。