8月6日、東京大手町のコワーキングスペース「3×3Lab」にて行われたパネルトーク。 杉本駒ヶ根市長からは美しい自然に囲まれたまちの素晴しさとともに、8年後に開通するリニアによって駒ヶ根市のロケーションが劇的に変わることが強調されました。


昨年、東京にあった本部を駒ヶ根市に移した青年海外協力協会(JOCA)の堀田事務局長は、自らも移住した経験(かつては電車通勤に片道一時間半、いまは自転車で数分とのこと)を踏まえ、コミュニティのなかで暮らすことの魅力などを語られていました。駒ヶ根市には40年来、JICA(国際協力機構)の研修所があり、青年海外協力隊として世界に散らばっていく人たちが様々な言語を学んでいます。


最後は三菱総合研究所の松田智生・主席研究員が逆参勤交代を提唱。江戸時代に各藩の大名らが幕府に出仕していた制度を転換し、東京で働くビジネスマンが自然豊かな地方でリモートワークしつつ、うち数日は地域のために働きましょうというものです。


各人各様に語られる駒ヶ根市が俄然魅力的に見えてきました。それを本当の魅力に磨きあげるのは、地元の住民であり、移住者であり、観光以上移住未満の「関係人口」に当たる人たちなのだと思います。
地方創生の大事な柱のひとつは働き方改革。両者は密接につながっていることを再認識した集まりでした。