11月17日(日)に東京池袋のいいオフィスにて「おおいたフォーラム in 東京」を開催いたしました。

基調講演は前回の大阪に引き続き、ノンフィクション作家の久田恵さんに「人生100年時代の新しい暮らし方」をテーマにお話いただきました。今回は北海道夕張市の日常生活が思うようにならない高齢者を支える元気な高齢者(なんと90代の男女!)、東京都八王子市の団地で地域の拠点づくりや自転車タクシーで高齢者の生活を支える若者世代、愛媛県久万高原に移住し、地元の介護事業所で働く元教師のおひとりさまなど、全国各地で活躍されている方々のご紹介もしていただきました。ご自身が移住された栃木県那須町における生活にも触れながら、「 自分らしく暮らせる場所を共につくっていくという、新しい家族的コミュニニティ作りに挑戦し続ける生き方を、焦らず楽しくやっていくという選択は面白い。暮らしも、介護も、仕事も、自給自足という生き方もあり」とおっしゃっておられたことは印象的でした。

先輩移住者は佐伯市の離島にUターンされた田中利男さん。主に技術・品質保証関連の仕事をしていた埼玉県の製造会社を62歳での定年を機に、生まれ故郷の大入島へ戻り、現在は地域支援員として島の活性化や特産品開発に取り組んでおられます。ご自身はレモンを栽培されいるとのこと。移住については奥様とじっくり相談され、最終的に賛成してくれたことに感謝しているそうです。

その後は中津市、佐伯市、臼杵市の各市の担当者の方による各市のプレゼンテーション、続いて、大分県での就農、就職というテーマ別のご説明。第2部では上記に加えて、移住総合のブースも設置した個別相談で、参加者の皆さんは熱心に情報を集まられておりました。その上で現地をお訪ねになり、じっくり検討いただきたいと思います。