12月20日(火)に開催された標記のセミナーでは広島県福山市の鞆の浦さくらホーム代表の羽田冨美江さんの講演、当協議会副会長も務める愛知たいようの杜理事長の大須賀豊博さんとのトーク、そして参加者の皆さんとの意見交換が行われ、現場からの様々な声も寄せられました。

それらを受けて大須賀さんは最後にこう語りました。

「現状では自治体や事業者が自分たちで地域の困りごとを解決しようとするけれども、どれも難しいものばかりですよね。そのときはどうするか。『うまくいかない』ということを住民の皆さんに伝えるんです。そうすると、それを受け取った人のなかから、『だったら手伝ってあげよう』という声が上がるかもしれない。これまでは住民が役所や専門機関にクレームをいうという一方通行でした。それではなかなか解決しなかった。これからはぼくらのようなメンバーが情報を発信する仕組みをつくっていく。ぼくらは、助ける側や支える側が、実は助けられ、支えられている場面をたくさんみてきているじゃないですか。双方が活躍することで困りごとを解決する。それだけだと思います」

この言葉に参加者が大きくうなづいたのでした。

ちなみに羽田さんが講演で紹介し、参加者の方々の関心を集めた映像は以下からご覧いただけます。

【鞆から発信!子ども主体の地域診断プロジェクト】3日間のダイジェスト映像 

本セミナーの内容は当協議会『生涯活躍のまち』に掲載いたしますので、お楽しみに。