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出生数の減少、最低記録を更新。でも、希望はある、という本をご紹介します。
2018年に国内で生まれた日本人の子どもの数は91万839人で、記録のある1899年以降でもっとも少なかったそうです。
少子化に関する政治家の様々な発言がここ数年、たびたび取沙汰されておりますが、その根底に共通してあるのは「少子化はよくない」という発想。でも、社会が成熟していくことを考えれば、悪いことでもないかもしれないということを歴史を振り返りながら語っているのが、この本です。
いまを地域を再生するチャンスと捉えれば、マイナスをプラスに転化できるのではないでしょうか。
本記事にある「子どもを産みたい人が産める環境、安心して子育てできる環境を整えるための施策の促進が必要だ」はいうまでもありません。ただ、そこに「子育てって楽しいね」と思える生活がないと、難しい。その点、著者の山崎亮さんとstudio-Lの面々の進めるユーモアあふれる地域コミュニティづくりにはヒントがいっぱいです。