Seminar&Event
自分事として考える人からは熱が伝わる~生涯活躍のまち「いまだからこそ考える これからの住まい」セミナー~
写真は左から日本福祉大学客員教授・松田智生さん、作家・エッセイスト・松原惇子さん、(株)たぬきち商事代表取締役・秋丸アルハさん、(株)たぬきち商事取締役・神馬幸子さん(後方は生涯活躍のまち推進協議会事務局長・芳地隆之)
9月14日にリアル・オンラインのハイブリッドで開催した標記のセミナーでは、作家・エッセイストの松原惇子さんが主宰するSSSネットワークの会員の方々はじめ、多くの皆さんが会場に来てくださり、笑いと議論が満載の会になりました。
最後まで安心して暮らせる「終の住み家」とはどういうものか。本セミナーでは、2010年に日本で初めてCCRC(Continuing Care Retirement Community)を紹介した日本福祉大学客員教授の松田智生さん、「屋根のない長屋」をコンセプトに、施設に入らずとも地域の人々支え合って暮らす仕組みづくりに取り組んでいる株式会社たぬきち商事(https://www.tanukichi.co.jp/)代表取締役社長の秋丸アルハさんの講演、そして長年、女性のおひとりさま暮らしを考え、実践されてきた松原惇子さんならびにたぬきち商事取締役・神馬幸子さんが加わってのパネルトークを行いました。
会場からは「屋根のない長屋」に関する多くの質問のほか、「ケアされるばかりの存在ではなく、私もボランティア活動をしています。身体が元気な限り、役に立ちたいと思っている」といった声もあり、松田さんが常日頃から提唱する「自分主語で語ろう」。「国は~」「地方は~」「会社は~」「地元は~」ではなく、「私は〇〇をしたい」と話す皆さんは元気です。
かつての「日本版CCRC」が元気なシニアによってどのように進化していくか。そこに「私」も関わっていきたいと思います。
本セミナーの内容は当協議会発行『生涯活躍のまち』で報告する予定です。