年初の能登半島地震から8カ月が過ぎようとしています。この間、奥能登2市2町、とくに輪島市および能登町においては社会福祉法人佛子園、公益社団法人青年海外協力協会が中心となり、全国各地からのボランティアの方々のサポートも受けながら、支援活動を続けてきました。仮設住宅は、従来の「プレハブ型」だけではなく、木造瓦屋根の「まちづくり型」、損壊した家屋の土地に戸建てを設置する「ふるさと回帰型」など、「石川モデル」と呼ばれる仮設住宅の建設が進んでいるほか、住民の孤立を防ぐため、気軽に集まり、情報交換やしごとづくりの場にもなるコミュニティセンター建設の準備も始まっています。

そこで今回、これまで被災地で数々の仮設住宅に取り組んでこられた東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授の大月敏雄先生より基調講演「能登半島地震のための仮設住宅考」を、続いて、佛子園・JOCAの輪島市の拠点、輪島KABULETを核として支援活動に取り組んできた寺田誠施設長に、これまでの振り返りと今後の展望、全国各地の「ごちゃまぜ」の建築に携わっておられる株式会社kymaの土用下淳也代表取締役社長には、自身が設計に取組まれているコミュニティセンターについて報告いただきます。

後半の座談会では、石川県との間で仮設住宅のあり方について議論を重ねてきた東海大学建築都市学部准教授の後藤純先生がファシリテーターとして、仮設住宅のあり方を創造的復興という視点から掘り下げていただきます。

南海トラフ地震の想定もされている昨今、災害の超急性期だけでなく、急性期、慢性期までを射程に入れた非常に有意義なセミナーになると思います。

ご参加をご希望の方は下記のフォームからお申込みください。後日、ZOOMのURL等をお知らせいたします。

https://forms.gle/brUGnk6JqK5BTuJ86

本セミナーについてのお問い合わせは下記まで。こちらへのお申込みも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
【連絡先】生涯活躍のまち推進協議会・芳地(ほうち) mail:taka.2429.hochi@gmail.com tel:080-2373-1928