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しょぼい起業で生きていく
昨年出版された本書、売れているそうです。起業というと、誰も考えないようなアイデアをもって、開業資金を集め、勝負をかけるギャンブルのようなものと考える方がおられるかもしれません。本書は多額の開業資金も、特殊な技能も、綿密な事業計画もいらない、いま住んでいる場所で、いまもっている資源を使って、いまの生活の延長で仕事をつくっていくことを勧めています。たとえば、自宅でご飯をつくりすぎたら、それをお弁当にして誰かに提供するというように、自分ができそうなことを事業化につなげようと提唱しているのです。そして、現金だけが儲けではなく、人と人との関係にも価値があるのだと。そのための営業の方法などにも、まちづくりのヒントがたくさんあると思いました。地方でのしごとづくりにご関心のある方、ご一読をお勧めします。