当協議会の正会員である(公社)青年海外協力協会(JOCA)が本部を構える長野県駒ケ根市。2018年6月に東京・半蔵門から「原点回帰」を掲げて、JICA訓練所のある同市に本部を移転した先は、まちの中心部にある商店街、銀座通りです 。空き店舗を改修し、1階がこまがね市民活動支援センター「ぱとな」、2階が事務所となっています。でも、実際にはJOCAスタッフと地元の方々が1階のオープンスペースで交ざって、仕事をしたり、くつろいだり。

しかしながら、新型コロナ感染防止のため、4月に1階の「ぱとな」は休館となり、このままじゃ寂しいよね、ということでJOCA若手スタッフがそこにある大きな黒板に作品を描きました。

ゴッホか、はたまたモネか。 モチーフは製作者の一人の地元、国営ひたち海浜公園で栽培されているネモフィラだそうです。

映画、演劇、音楽、美術など、芸術活動全般が活動自粛をせざるをえない苦しい状況に置かれています。でも、こういうときだからこそ、アートは人を元気にしてくれる。そんなことを教えられました。

誰もが手づくりで表現活動できる「場」がいろいろなところで生まれていく。そんな予感がしています。