新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、青年海外協力隊のほとんどが帰国を余儀なくされ、また隊員の派遣ならびに派遣前訓練が延期になっているなか、派遣前訓練を受けられなくなった方々を対象に、生涯活躍のまち構想を進めている全国の自治体において特別派遣前訓練が行われています。

今月に入ってからは群馬県玉村町、熊本県玉東町でもスタートしました。

玉村町では、西野訓練生(派遣国:アルゼンチン/職種:畜産・乳製品加工)と岩水訓練生(派遣国:インド/職種:ラグビー)が石川町長と面談(標記の写真)。これから玉村町のことを知りながら、具体的な活動計画を立てていく予定だそうです。

玉東町では、コロンビアやタンザニアに派遣される予定だった20代と70代の男性3人に対して、前田町長から「町内で試行錯誤して活動することが結果として町のため、世界のためになると思うのでいち町民になったつもりで活躍してほしい」と激励の言葉がかけられました。当日の様子はNHK熊本のニュースとして報道されましたので、下記をご覧ください。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20201005/5000010192.html

先発隊として、すでに青森県弘前市で訓練を受けている壱岐満明さん(マーシャル諸島派遣予定)と大野久美子さん(ケニア派遣予定)は、サービス付き高齢者向け住宅「サンタハウス弘前公園」内にあるデイサービスセンターのサポートを主な業務にしていますが、移住者目線で、弘前での日常や体験を発信する役割も担ってほしいと、10月6日には市内のリンゴ園を訪れ、リンゴ収穫の手伝いをしたそうです。その様子は下記の弘前経済新聞をお読みください。

https://hirosaki.keizai.biz/headline/1564/

こうしたご縁は途上国へ行かれても、あるいは任務を終えて帰国した後にも続いてほしいと思います。