佐久市臼田地区で活動されている女性の民生委員の方の言葉です。佐久総合病院に看護士として就職しましたが、定年を迎えるまでの約 20 年間は上田市の長野厚生連 鹿教湯三才山 病院にお勤めされ、上田市では訪問看護ステーションを計 3 カ所立ち上げたそうです。

在宅医療≒地域づくりと考え日々活動されておられますが、地区によっては近所づきあいは希薄。以前 、単身の自営業者の家のシャッターが 3 日間閉まっており、お巡りさんが家に入るというケースがあったとか。当人が 3 日間、外に出なかっただけだったのですが、それ以降、 近所の人に、 夜になったら家の電気がついているかどうか、確認してほしいとお願いしたといいます。

「地域住民が互いに安否確認で きなければ、地域包括ケアは成り立たないですし、住民が『このまちでこれからも暮らしていく』『このまちが好きだ』と 思えなければ、 うまくいかないのではないでしょうか」

地域はこういう方々に支えられているのだなと実感しました。