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投手分業制はワークシェアリングに通じる?
10月27日付『朝日新聞』の「天声人語」にプロ野球の沢村賞、そして大リーグのサイ・ヤング賞のことが書かれていました。日本では先発完投型の投手に与えらえる沢村賞の該当者がいなかった一方、アメリカでは先発して一定回数を自責点3点以下で抑えた投手が評価され、サイ・ヤング賞を受賞したそうです。
投手の分業制は当たり前の時代になっています。図抜けたスター選手はプロの世界に必要かもしれませんが、カリスマ的な存在がいなくても、仕事がしっかり回っていく仕組みが必要。仕事を細分化し、たとえば障害がある人、長時間働くのが難しい高齢者、長くひきこもっていた人が、できるところをやってもらうという働き方を当たり前にしたい。
そうした仕事づくりと、先発、中継ぎ、ホールド、セーブなどの役割分担、相通じるところがあるのではないでしょうか。