当協議会の正会員である(公社)青年海外協力協会(JOCA)は日本の各地で地方創生事業に取り組んでいます。そのなかのひとつである鳥取県のJOCA南部町では障害者就労継続支援の一環としてフェイスシールドの生産を始めました。

JOCA南部では、人口急減、担い手不足、生産者の高齢化などで衰退している地場産業を支えるため、町内のお豆腐屋さんの事業を継承し、その名も「協力隊豆腐」として南部町ほか近隣の小学校に手作り豆腐を届けています。また、果樹農家さんを手伝いながら、その技術を教えていただき、その対価として得た柿を加工し、米子鬼太郎空港に置かせてもらう予定です。

上記のフェイスシールド。発案はJOCA職員で、元青年海外協力隊で作業療法士として活動されていた方。南部町内では無料で配布しているのですが、鳥取県ほかから受注が増えているとのことで、とくに個人病院や訪問看護師さん、手話通訳さんにニーズが高いそうです。地域における事業継承という課題を解決しながら、現在の新型コロナ禍にも対応する。その中心が就労継続支援A型事業所に通う利用者さん。

素晴らしい取り組みだと思います。