当協議会会長でもある雄谷良成のコラム(2月14日付『福祉新聞』)です。

本コラムで言及された「全国障がい福祉物産展」の主催者側である福井県支部は当初、頭を抱えていたそうです。福井駅は県庁所在地にあるとはいえ、普段から人通りはまばら。ここで大規模な物産展を開いても、関係者しか集まらないかもしれないと。

その対案として出したのがメタバースでした。

福祉の世界ではどこも経験しなかった仮想空間に内部では懐疑や不安もあったそうですが、蓋を開けてみれば、物産展の来場者数は計9,000人と過去最高を記録。一方、事務局の現場はどうだったかというと、入居先のビルの入り口には何の看板もありません。物産展開催中(1月23日~30日)に行われた研修会の初日(1月26日)は大寒波で交通機関も麻痺しており、福井駅前で物産展を開催していたら、大きなダメージを負うところでした。

マイナス要因を一気にプラスへ。逆転満塁ホームランのような展開。本コラムはこう締めくくれられています。

「私たちはいつの時代でも困難を越えて進化する。それが福祉の品格であったらいい」